2008年08月27日

シンデレラ 再び

 ナマモノの舞台は、やはり2回は観るべきです(^^!というわけで、8月19日、『シンデレラ the ミュージカル』2回目の観覧となりました。

 『リボンの騎士』のときもそうだったのですが、1度だけでは気付かなかった細かな内容や役者の演技に気付けたり、あるいは、作品に流れるテーマをより深く感じられたりします。

 今回の観覧では、この舞台のテーマである、夢を持つことのすばらしさとその夢を信じることの大切さが、より強く伝わってきました。確かに、ストーリーは誰もが知っている単純明快なものですが、そこに内包された普遍のテーマを感じ取れるゆとりが、2回目にしてできたからではないかと思います。

 もうひとつ受けとれたテーマは「愛」。貧しい境遇にあっても愛することを忘れないシンデレラ。そんなシンデレラを愛してこそ魔法をかけた妖精の女王。王と王妃の慈しみ合う愛。そして、愛し合う王子とシンデレラ。そんな愛が、時に朗々と、時に美しいハーモニーとなって歌われます。

 約3週間の公演も後半になって、モーニング娘。をはじめ、演じるほうも慣れてきて、いい意味でリラックスした舞台になっていたように思います。

 そんな中で、アドリブの一番の見せ所(笑)、ガラスの靴を継母や義姉に履かせてみるシーン。前回観たときは、初日から3日目だったせいか、ほとんどなかったアドリブが、この回はここぞとばかり炸裂してました(^^;

 ポーシャの髪型がサソリみたい、という話が楽屋トークであったらしく、それをネタに絵里が「髪がサソリみたいだって?わたしは山羊座よっ!」と言い放ちますが、思ったほどウケず。でも、そこですかさず「すべったわねぇ」とふてぶてしくつなげて笑いを取るあたり、絵里もさすがです(^o^!

 恋焦がれる姫が見つからず悲嘆にくれる王子・・・妖精の計らいでそこへ現れるシンデレラ・・・再会、ピッタリのガラスの靴、抱擁・・・。『リボン』のときもそうでしたが、「ここであの場面が来る」と分かっているせいか、2回目のほうがそういうシーンへの思い入れが強くて、胸に迫るものがありました。

 夢や愛・・・真剣に語られることがともすれば敬遠されるような現代ですが、そんな今だからこそ、ストレートにそれを伝えるエンターテイメントが貴重なのかもしれませんね。特に子供たちにとって。


 さて、フィナーレが終わった後、この日はアフタートークショーがありました。出演はモーニング娘。の9人。ステージ上に9つの椅子が並べられますが、そのうち3つが他と違う座面の高い椅子です。そのわけはすぐに分かりました。

 登場した娘。たちは、なんと配役の衣装そのままです。愛ちゃんと亀&れいなはフンワリ大きなスカートのドレスですので、その格好で座りやすい椅子が選ばれたのでした。テレビ東京の新米女子アナの司会進行でトークスタート。

 「(シンデレラとして)自然に、感じるままに動けるようになった」と愛ちゃん。きっとそれが、回を重ねるごとに”役になりきっていく”という感覚なんでしょうね。「王子の衣装を着た瞬間から、自分が王子と意識して、ハスキーボイスになっていく」というガキさんも同じ感覚を共有していると思いました。

 絵里は相変わらずのボケボケトークで笑わせてくれます(^^;。アドリブシーンの話もこのとき出たのですが、すべったことについて、「ああいう雰囲気も嫌いじゃないんで〜」と、これまたさすが(笑)!

 さゆは、妖精の粉をまくのが苦手だったらしいのですが、みっつぃ〜にアドバイスをもらって、手にいっぱいつかんでまけばうまくできると知って、今日はうまくいった、ということでした(^^;。演技に関して、みっつぃ〜に教えてもらっていたというのは本当だったようです(笑)。

 みっつぃ〜は初舞台なのに、それだけ落ち着いて堂々としてたってことですよね。かなりの大物かも!そんなみっつぃ〜も楽屋ではさゆに「めっちゃ甘えさせてもらってる」そうで、さゆもそんなみっつぃ〜を「かわいいです」。舞台でもいいコンビを見せてくれました。

 小春は、長いセリフも「暗号のように覚えられた」と意外な発言?(^^;観てるとどこか危なっかしい小春ですが、2度目のミュージカルの彼女は周囲の印象よりずっと余裕だったのかもしれませんね。「きら☆レボ」とはまったく違う男役を楽しんで演じていたようです。

 最後の挨拶。愛ちゃんから「楽しんで、成長しながら千秋楽に向かっていきたい」。続けてガキさんも「皆様からパワーをもらっているので、そのパワーでもっといいものになるように」。共通しているのは、舞台というものは、演じながら成長していくものだということですね。その舞台そのものも、そして演じる彼女たちも。

 絵里は「れいなと愛華さんといいコンビネーションで、いじわるなんだけど家族愛みたいなものが伝わるように演じていきたい」と意外に(笑)いい発言が。それだけ自分の役を愛しているということですね。それは舞台に立つ人みんなが同じだと思います。そこにもまた”愛”を感じました。


 そんなこんなで、2008年のモーニング娘。と宝塚のコラボミュージカルをしっかり味わうことができました。次回はいつ、どんな形で、どんな舞台を観ることができるか、期待が膨らみます。

 


posted by 麗夢 at 20:51| Comment(0) | TrackBack(0) | theater | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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