「ハロプロANNEX presented by ℃-ute」
というわけで、2ヶ月間埋もれていたDVDの感想を今ごろ書きます。
(まだまだ未発掘のものはありそうですが(^_^;;;)
DVDの総時間はBerryzとほとんど同じくらいなので、5人の℃-ute版は、それぞれの収録時間がわずかずつですが長かったように思います。
特に、質問に答えつつ進むトークの部分に、5人5様のキャラが出てましたね。内容的には、ベリと同様、歌が中心で、やはりそれぞれの歌唱力を目の当たりにできるものとなりました(^^;。
では、5人それぞれの感想をちょこっと。
★トップバッター舞美ちゃんは、意外なほど”保守的”な選曲でしたね〜。
『夏DOKI リップスティック』、『Lonely girl's night』、『青春ソング』の3曲はまさに”持ち歌”。℃-uteの、というより、舞美ちゃん自身の持ち歌なわけですから、無難中の無難なセレクト(^^;
もちろん、彼女の伸びやかな高音、澄んだ歌声はたっぷり味わえる構成で、意外性は無いけど、ファンには充分楽しめる内容でしたでしょう。
あとの2曲、『16歳の恋なんて』と『記憶の迷宮』も、まいみぃを含むユニットの歌ですが、それをソロで歌うのは結構勇気がいることなのかもしれません。なにしろ、なっち、愛ちゃん、れいなといった強力な方々のパートも自分で歌うのですから。
その意味では、彼女なりの挑戦はあったのかも。でも、全体としては穏当にまとめたという感じだったかな。歌の後半、ちょっと息が上がってきてしまうウィークポイントはあるものの、インパクトある歌声は印象的です。
ショートの髪と、いつもの笑顔が愛らしい(^−^!
★今回のイベントで一番挑戦的な選曲をしてたのは、最年少の舞ちゃんでした。これは素直に”天晴れ!”をあげたい。
いきなり、メロンお姉様のキラーチューン『お願い 魅惑のターゲット』ときましたよ!これはすごいですね。最初から場内をヒートアップさせる中3です(^^。
続いて、High-Kingの大人びたバラード『DESTINY LOVE』では、ラップの部分でテレテレ(^−^;。そして、あややの『ずっと 好きでいいですか』・・・!これはあえて狙ってのことでしょうね〜。ここまで”オトナな”曲を並べるとは。背伸びしたいお年頃なのかな(・^o^・)。
ここまでくると、原曲のお姉さんたちと歌唱力を比較するのはナンセンスというものですが、独特の幼い声でこういう歌を歌うまぃまぃの姿に、けなげさというか、大人の女性に憧れる少女の可愛らしさを感じました。
さらに、今回はハロプロ以外からも選曲していいらしく、『Best Friend』を披露。こういうアクセントの付け方も、なかなかに心憎いですね〜(^^。最後も、『シャイニング 愛しき貴方』でミキティの英語パートにも挑戦。そのチャレンジ精神は見事です。
いわゆる「上手い」というほどではないものの、音程がしっかりしているのと、低音がちゃんと出ているので、これから磨けば、まだまだ光を増すでしょう。
★℃-uteで一番歌がうまいのは、実は千聖じゃないか!!!先入観無しで聴いて、素直にそう感じられる今回の”千聖オンステージ”でした。
初っ端からノリノリの『ONLY YOU』。その歌いだしから心を掴まれ、ちっさーの歌に引き込まれます。しゃべるときとはまるで違う、艶のある歌声。そして、軽くビブラートする心地よい響き。
胸に迫るほど聴き応えたっぷり。去年あたりから強く意識してましたが、ホントに”聴かせる”歌い方ができる千聖です。これはすばらしいソロステージですね〜!
『渡良瀬橋』、『初めて唇を重ねた夜』と、あやや2連続も聴かせます!ある意味、ちっさーらしくない、しっとり系バラードをつなげましたね。これについては後のコメントで言ってましたが、もっと盛り上がる曲にしたほうが良かった、という思いも。
でも、全部自分で選曲したということですから、好きな歌を披露したかったということでしょう。ちっさーも意外と(^^;、バラード系も好きなんですね。そして、繰り返しますが、そんなバラードを歌い上げるだけの歌唱力が、今の千聖にはあるのです。
最後は『恋の呪縛』で盛り上がり。「える、おー、ぶい、いー・・・」の掛け声にもクールな表情でしたが、きっと胸の内では喜んでいたでしょう。そのコールを独り占めする機会は、なかなかないですからね(^^。
あれ?4曲?・・・後のコメントで千聖が口にしていた『MY REVOLUTION』がなぜかカットされちゃってます(;;。
それにしても、改めて思いました。これだけ歌える千聖を、なぜもっとボーカルとして活かさないのか?つんく♂氏も、ビブラートを含めた千聖の実力は認めているはずなのに・・・。
たとえばアルバム曲でもいいから、千聖メイン、あるいは千聖ソロ曲を、ぜひとも実現して欲しい!
★期待通り、なっきぃは可愛い系でまとめてくれました。ストレートロングの髪形も可愛いし、今回のイベント衣装=「キャンパスライフの衣装」が一番にあってたと思います(^-^。
『晴れ 雨のち スキ』は彼女のイメージにピッタリです。曲自体は簡単ではないし、ファルセットもタイヘンなので、声の線が細く、安定感がまだ弱いなっきぃには、正直ソロは微妙ではありますが、可愛いから許せる・・・ってことで(^o^;;;。
開演前のコメントで、「息継ぎがタイヘンな曲」と言っていた『16歳の恋なんて』。当の舞美ちゃんもタイヘンそうでしたからね〜。テンポは速いし、メロディラインも難しいし。でも、それに挑んだ彼女は”ヘタレ”ではありませんでしたよ。
『涙が止まらない放課後』を聴いて思いました。なっきぃの、どこか危なっかしい歌い方・・・こんこんに近いのかも(^^;。そういう意味でも、この曲もとても似合ってました。
さすがに、『スッピンと涙。』は歌いこなせないでしょうけれど、キッズ時代のなっきぃが感動したというこの曲を、その歌詞の世界とかを、聴く人に伝えたいという気持ちが感じられて、良かったと思いました。
最後の『ラッキーオーラ』にはやられました(^0^!まさか、「なっきーオーラ」に替えて、みんなで歌っちゃうとは!やるね〜、なっきぃ。
トークもやっぱり上手かった。彼女なりの良さをもっとアピールしていく方向でいいと思いますよ。・・・ちなみに、偶然かもしれないけど、KANメロディが3曲も入りましたね。なっきぃの嗜好に合ってるのかな?
★オオトリは愛理。なんと、愛理だけ2日あったらしいですね。こういうところでも、愛理は特別待遇?・・・愛理ファンの私をもってしても、その傾向には違和感を覚えますが・・・(^_^;。
さて、あいりんも”持ち歌”を中心とした順当な選曲でした。まずは『通学ベクトル』でノリノリスタート。この曲については、もう何も言うことはありません!
2曲目の『愛のバカやろう』は意外でしたね。歌唱力的には、今の愛理と往時のごっちんは拮抗してると思いますが、サビのファルセットはかなりキツそうでした。
友人の一人も言ってましたが、なんか最近の愛理は音域がかえって狭くなったような???上述の話じゃないですが、℃-uteのメインやBuono!との掛け持ちなど、愛理の喉は他メンバーに比べて、かなり酷使されてるように思えてなりません。
ハロプロ以外から持ってきた楽曲はオドロキ!『異邦人』って、これは懐かしいですね〜。なっきぃ情報では、彼女の母がスキで聴いてた歌ということですが、そうですよね〜。まさに私の世代(爆)。あいりんの柔らかな歌声が、オリエンタルなこの曲によく合ってました。
そして、『カタオモイ。』、『OVER THE RAINBOW』とBuono!2連発!愛理ソロバージョンということで、これは貴重ですね。これもまた、ソロイベントならではのおいしさ。
『カタオモイ。』では、愛理の課題、低音の弱さが露呈してましたが、それは本人も自覚していて、後コメントでも「低音を頑張りたい」と言ってたので、これからに期待。でも、低音を鍛えるのって、高音よりずっと難しいらしいですね(><。
さらに、DVDに収録されたのは、2日目のラストだったらしいですが、「最終日なので、もう一曲歌います」ということで、『Yes! all my family』をやっちゃいました!これはスペシャルサービス(^^。ツアーの千秋楽よろしく、ソロイベントのオオトリでサプライズしちゃうって珍しいですね〜。その場の聴衆は、さぞやお徳感たっぷりだったことでしょう。
MCでは、(DVD収録の回では)質問コーナーの代わりにじっくりトーク。「ありがとう、という言葉が好きな訳・・・」とか、「辛いことや悲しいことは、自分の体験を通して相手の気持ちをわかるための勉強・・・」とか、高1の女の子に、人生を教えられた気持ち。若くして、そういうことを乗り越えてきた子だからこそ、胸に響く言葉になるのでしょう。
イベント内容をちゃんと味わうにはぜんぜん不足なDVDを観て、改めて思うことは・・・やっぱり現場が一番!一生に一度は、ANNEX行ってみたい〜(>_<)。