2011年05月15日

【考】 アイドルという商品

 またしても、遺憾な、呆れる事態を知ってしまった。

ぱすぽ☆、チャート1位の裏に"面会商法" 5分間トーク権利にヲタがハッスル


 「アイドル」とはなんなんでしょうね〜?

 もちろん、一口にアイドルと言っても、いろんな形態があるのはわかります。

 容姿や肉体の露出度を売りにするグラビアアイドル、コスプレやアニヲタ・鉄ヲタなどの特殊な趣味の世界のアイドル、声やキャラの魅力で勝負する(はずの)声優アイドル・・・などなど。


 要するに、かわいい顔した、若くてピチピチの女の子が、愛想を振りまいてファンサービスし、それに哀れな男共が狂乱的に群がる・・・という次元においての「アイドル」であるならば、それは”歌手”である必要はまったくありません。

 そういう類の「アイドル」にとって、歌うことや歌そのもの(=CDなどの媒体)は、ファンを釣り上げ、アイドルという名の商品の売り上げを伸ばし、知名度を上げるためだけの、単なる”釣りえさ”に過ぎないわけです。

 CDを買えば、普通なら近寄ることもできないようなかわいい女の子と握手できる、さらに何枚か買えば写真も撮れる、さらに何十枚買えばお話までできる・・・そのような軽薄な商売をして利益を上げることを是としているなら、あまりにも低俗な会社(事務所)だし・・・。

 また、そのような姑息な手段で、移り気で哀れな男共の、つかの間の興味を半ば強引に獲得し、一時の売れっ子気分を味わうことで本当に満足しているとしたら、そういう次元の「アイドル」たちの、仮にもタレントとしての、さらには女性としての矜持はどこにあるのか・・・?


 A○B商法、などという言い方が正規に認知されているかどうか知りませんが、某アキバ系集団から発生し、なまじ成功事例となった、この由々しき商法が、売れるためのHowToマニュアルででもあるかのように、アイドル界に新型ウィルスのごとく蔓延する醜態に、私は呆然とし、憤慨し、悲しみさえ覚えます。

 そのような商法が発生した背景には、平成の新たなアイドル像を確立したハロー!プロジェクトという巨大な存在があったことは間違いないでしょう。すなわち、歌やダンスなどのパフォーマンスにおいて5歩も10歩も先行しているハロプロという牙城に他のアイドルが参入しようとした時、同じ土俵では勝負にならない。ならば、何か別の、ハロプロに物足りなさを感じているファン心理を利用した策を弄しよう、ということなのだと思われます。

 そのような商法で成り上がった「アイドル」がoriconチャート1位などといっても、所詮それは一時の享楽の白昼夢を見ているに過ぎず、いずれ移り気な”ファン”に飽きられれば、いつの間にか消えていく運命でしょう。

 以前にも述べましたが、『本物は必ず評価される』という信念のもとに、長くファンの心を掴み、愛され、アイドル史にその功績を輝かせるのは、『本物』であるハロプロだということに疑いはありません。



 ここで、念のために付け加えておきますと、こういうことについての賛否は、個々の考え方や受け取り方によってさまざまですから、一概に言うのは難しいことです。

 私の文章ももちろん、私個人の勝手な意見を書き散らしただけですので、別にこれが正しいとか、某商法が悪だとか、そういうことを言うつもりは毛頭ありません。

 ただ、私としては、実力の伴わない集団が、そういう”釣りえさ商法”でCDの売り上げを伸ばし、人気を拡大し、全国区な知名度を勝ち得ていることが・・・、逆に言えば、パフォーマンス力で魅了できる実力を持つハロプロが、そういう集団の後塵を拝していることが、極めて悔しいという・・・つまりは個人的感情論であることは否定いたしません(^^;



 私は現時点で、ハロー!プロジェクト(アップフロント所属歌手を含む)以外を「アイドル歌手」として認知しておりません。

 ただし、それは、ハロプロを愛するがゆえに、他のアイドルという存在を認めたくない、という意味では決してありません。

 上述したような、歌を”釣りえさ”のようにしか扱ってない者たちが「アイドル歌手」を名乗ることは、歌やダンスに真剣に取り組み、その洗練されたパフォーマンスでファンを魅了しているハロプロアイドルたちに対する冒涜だと思うからです。

 まぁ、というより、そのような似非アイドル歌手たちは、ハロプロとは別世界の存在、同じ土俵にさえいない、比較の対象にすらならないものですがね。

 容姿の可愛さやファンサービスも大切にしつつ、あくまで本業の「歌」をココロを込めて歌い、厳粛なレッスンで歌唱やダンスの実力を磨き、そのパフォーマンス力で観る者から評価され、ファンを獲得していくような、そんな”本物のアイドル歌手”が現れた時、私はそれをハロプロの良きライバルとして歓迎するでしょう。



 ただ、遺憾ながら、ハロー!側にも批判がないではありません。それは、程度の差はあれ、アップフロントも似たような商法をやってはいる、ということです。(それも、某集団より以前から)

 アップも商売でやっている以上、やはりある程度利益を上げないといけない。そのためには楽曲の良さやパフォーマンス力だけではなく、イベント抽選券とか数パターンの初回限定版とかいった、ファン心理をくすぐり、必要以上の購買を促すような”釣り商法”をいくらかはやらざるを得ないのでしょう。

 ・・・ただしこれは、新たなファンの獲得という効果は果たしておりません。イベントに行って、お気に入りのアイドルと握手したいとか思うのは、すでにそのアイドルのファンの人たちだからです。今まで興味なかった人がそういう特典に惹かれてCDを手にする、ということはほとんどないでしょう。

 それも残念なところです。私としては、本当にパフォーマンスレベルの高さで勝負して、それを理解するファンに支持されればいい、と言いたいところですが・・・企業活動である以上はそうもいかないのでしょう(;;

 某集団らのように、”過剰な”ものになってないだけまだマシ、というところでしょうか。でも、その過剰なサービス商法だけに頼ってはいないのは、長い目で見れば救いなのだと思いたい。

 そういう姑息な手段は長続きしない、飽きられたら終わり、であるなら、その後に残るのは、やはり”実力”ということになり、その点でハロプロは明らかに、圧倒的にリードしているはずだから。

 そのことはハロプロファンも敏感に感じ取っていて、その音楽やパフォーマンスのクオリティの高さを理解し、そこに魅力を感じている人が多くいる。そこが、他の集団とは大きく差別化されるところだと思います。

 だからこそ、売り上げ主義に走らず、その魅力=本物のパフォーマンスクオリティの追求を大切に続けてほしいですね。



 (15日アップ、16日加筆修正)

 


posted by 麗夢 at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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